米US-CERTなどは22日、広く利用されているメールサーバーソフト「Sendmail」に危険度の高い脆弱性が見つかったとして警告した。脆弱性は最新バージョンの「Sendmail 8.13.6」で修正されており、サーバー管理者などに対して早急にバージョンアップを行なうよう呼びかけている。
発見された脆弱性は、Sendmailの非同期シグナルの扱いに問題があり、特定の条件下で競合が発生し、外部からの攻撃を許してしまうというもの。この脆弱性が悪用されると、外部から任意のコードをサーバー上で実行される可能性があるという。
この脆弱性を修正したバージョンは、既に「Sendmail 8.13.6」として公開されている。JVNでは、このバージョンでは今回問題となった脆弱性以外も修正されているため、バージョンアップの際には確認作業を行なうことを推奨している。
関連情報
■URL
Sendmail 8.13.6(英文)
http://www.sendmail.org/8.13.6.html
US-CERTによる脆弱性情報(英文)
http://www.kb.cert.org/vuls/id/834865
JVNによる脆弱性情報
http://jvn.jp/cert/JVNVU%23834865/index.html
( 三柳英樹 )
2006/03/23 20:02
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