ウィルコムは、PHS端末の現在地を検索できる新サービス「ウィルコム位置検索サービス」を4月6日より提供する。初期登録料や月額利用料が必要だが、9月30日までは、無料キャンペーンが実施される。
「ウィルコム位置検索サービス」は、基地局と通信することで、PHS端末の位置を探し出せるサービス。PCや他の端末から探し出せる「位置検索」機能と、あらかじめ登録した相手に居場所を通知する「自己位置通知」機能が利用できる。申し込みは、検索対象となる端末の契約者本人からのみ受け付ける。
携帯電話より低出力なPHSでは、数多くの基地局を敷設しており、ウィルコムでは「GPSでは電波が届きにくいという地下鉄や屋内でも、ある程度の居場所が検索できる」とアピールしている。位置情報を割り出す際には、端末は基地局と回線交換でやり取りする。精度については、基地局の密度に依存する形になっている。そのため、同社では「都市部では数多くの基地局を展開しているため、それなりの精度で利用していただけるが、山間部では数kmのずれがあり得る」としている。
対応機種はPHS全機種だが、自己位置通知については、データ通信端末やW-SIM対応機など一部機種では利用できない。このうち、W-SIM対応機については、本体(ジャケット)側でサポートされていれば、自己位置通知機能が利用できる。
利用料は、初期登録料が525円、月額利用料が315円(検索10回分含む)。検索11回目以降は、1回につき5.25円かかる。検索される側の端末が基地局とやり取りする場合、「位置検索」では通信料はかからないが、「自己位置通知」では1回6.3円かかる。
|
「位置検索」の利用イメージ
|
|
「自己位置通知」の利用イメージ
|
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2006/03/28/
サービス案内
http://www.willcom-inc.com/ja/service/location/
( 関口 聖 )
2006/03/28 18:02
- ページの先頭へ-
|