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IEの脆弱性を修正するパッチが開発完了、緊急公開も視野


 マイクロソフトは29日、Internet Explorer(IE)に見つかった「createTextRange()」メソッドの処理に関する脆弱性について、セキュリティ更新プログラムの開発が完了したと、セキュリティアドバイザリ(917077)に追記した。

 この脆弱性は、デンマークのSecuniaや仏FrSIRTなどによって最も深刻な危険度にレーティングされている。IEの「createTextRange()」メソッドに関する処理エラーが原因で、細工されたWebページを表示すると、攻撃者によって任意のコードを実行され、システムメモリが破損する恐れがあるという。すでに、脆弱性を悪用したexploitコードやウイルスの存在も確認されている。

 マイクロソフトでは29日付で、セキュリティアドバイザリ(917077)を更新。脆弱性に対応するパッチの開発が完了していることを明らかにした。現在は、テストを通じて適切な品質とアプリケーションの互換性を確保するための最終段階で、4月12日の月例パッチの一部として、またはそれより早く公開する予定だという。


関連情報

URL
  マイクロソフトのセキュリティアドバイザリ
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/917077.mspx

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( 鷹木 創 )
2006/03/29 16:03

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