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東京エリアの交通情報
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本田技研工業(ホンダ)は29日、「Google Earth」を利用した交通情報の配信を開始した。当初、東京・名古屋・大阪の都心部を中心とした交通情報を無料で配信する。
ホンダでは、インターネットを活用した通信カーナビゲーションサービス「インターナビ・プレミアムクラブ」で、会員が走行した区間の所要時間データを蓄積し、会員間で活用するシステム「インターナビ・フローティングカーシステム」を提供している。。現状ではVICSの対象となる道路は含まないものの、VICS対象道路の約8倍にあたる33万kmの道路情報をカバーしている。また、累積した走行距離は、3月中旬までに地球約2,500周分にあたる1億kmを達成した。
今回、インターナビ・フローティングカーシステムで収集した交通情報を、Google Earth用KMLファイルとして提供する。Google Earthの機能を活用した3D表示や傾き表示などが可能。道路状況に応じて「青色(順調)」「オレンジ色(混雑)」「赤色(渋滞)」の3色で表示する。なお、リアルタイムでの配信ではなく、朝・昼・夕のタイミングで配信内容を更新する。更新情報をGoogle Earthに反映するには、その都度KMLファイルをダウンロードする必要がある。
ホンダでは「リアルタイムの配信ではないので、カーナビのように利用することは難しいが、朝・昼・夕という道路が混雑するタイミングで情報を更新するので、参考にしてほしい」とコメントしている。
当初、東京・名古屋・大阪の中心部の20km四方が範囲で、順次全国に拡大する予定だ。インターナビ・フローティングカーシステムでは今後、VICSの対象道路も情報収集の範囲に加える予定で、Google Earthを利用した交通情報の配信にも反映していくという。
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編集部のある市ヶ谷周辺
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水平方向に傾けて表示した
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2006/c060329.html
インターナビ・フローティングカーデータ on Google Earth
http://premium-club.jp/PR/lab/lab1.html
関連記事:ホンダも車載端末向けの新ネットサービスを発表
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0829/honda.htm
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( 鷹木 創 )
2006/03/29 17:54
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