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JPCERT/CC、国内のDNSサーバーがDDoS攻撃の踏み台になっていると注意喚起


 JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は29日、日本国内のDNSサーバーを踏み台にした他サイトへのDDoS攻撃が発生しているという報告を海外のCSIRT(セキュリティ対策機関)から受けたとして、DNSサーバーの管理者に対して設定の確認を呼びかけた。

 DNSサーバーには、クライアントからの要求を受け取るキャッシュサーバーと、管理するドメインの情報(ゾーン情報)を持つコンテンツサーバーの2種類があり、1台でキャッシュサーバーとコンテンツサーバーを兼用している場合も多い。

 このうち、キャッシュサーバー(兼用を含む)において再帰的な問い合わせを受け付ける範囲を制限していないと、他サイトへのDDoS攻撃の踏み台として悪用される可能性があるいう。このため、管理者に対してDNSサーバーが意図した動作をしているかの確認を推奨している。

 具体的なDNSサーバーの設定方法は、JPRSが解説している。JPRSでは、DNSサーバーとして最も多く利用されている「BIND」について、設定ファイルに明示的に指定しない限りアクセス制限を行なわないため、管理者に対して設定の確認を呼びかけている。


関連情報

URL
  DNSの再帰的な問合せを使ったDDoS攻撃に関する注意喚起(JPCERT/CC)
  http://www.jpcert.or.jp/at/2006/at060004.txt
  DNSの再帰的な問合せを使ったDDoS攻撃の対策について(JPRS)
  http://jprs.jp/tech/notice/2006-03-29-dns-cache-server.html


( 三柳英樹 )
2006/03/29 19:21

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