フリーのオンライン百科事典「ウィキペディア」への訪問者数が月間700万人を超えたことが29日、ネットレイティングスの調査でわかった。
ネットレイティングスの2006年2月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果によれば、ウィキペディアへの訪問者はこの1年で大幅に増加し、2005年2月の232万人から今月の715万人と3倍以上に拡大した。
ウィキペディアは国際的プロジェクトとして運営され、世界で50以上の言語によって継続的に編集されている。日本での訪問者の99%は日本語版「jp.wikipedeia.org」を利用しているが、全体の約3%の訪問者は英語版「en.wikipedeia.org」も訪問していたという。
なお、米国のウィキペディア利用者は日本のほぼ2倍にあたる1,416万人だが、全ネット利用者に占める訪問率(リーチ)でみると、米国の10.1%に対して日本は18.2%と大きく上回っているという。さらに、ウィキペディアへの流入元はGoogleやYahoo!などの検索サイトがメインだが、日本の利用者の約2割は「Yahoo!トピックス」からも流入していた。
ネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼チーフアナリストは「Yahoo!トピックスのニュース記事において、関連するウィキペディアのキーワードにリンクを張ってあるのはYahoo! JAPAN独自の工夫のようだが、これが米国よりもリーチが高くなっている理由の1つと考えられる」と分析。検索結果での上位表示やYahoo!トピックスを通した知名度向上などにより、今後もさらに利用者数が増えると予想している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease03292006_J.pdf
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・ ウィキペディア訪問者数が急増中~ビデオリサーチ調査(2006/02/20)
( 鷹木 創 )
2006/03/29 20:08
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