24日、米Googleが米AOLに10億ドルを出資することで最終的な契約を締結した。Googleが29日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかになった。
Googleは2005年12月、米Time Warner傘下のAOLの株式5%を計10億ドルで取得することで合意したことを発表。両社はその後、契約の細かな点について交渉を進めていた。今回、AOLの全株式を保有するTime Warnerの完全子会社に出資するかたちで、GoogleがAOLの5%の株式を10億ドルの現金で入手する契約を締結した。契約は2006年3月24日に締結され、取引が終了するのは2006年第2四半期の予定だ。
12月の発表ではこの出資以外にも、AOLが保有する動画コンテンツを「Google Video」に含めること、Googleのインスタントメッセンジャー「Google Talk」とAOLのインスタントメッセンジャー「AIM」の相互接続、さらにはGoogleの広告技術による広告をAOLが直接広告主に販売することなど、ビジネス面での業務提携を行なうことを明らかにしていた。
SECに提出された報告書ではこの点についてもごく簡単に触れている。Google、Time Warner、AOLが合意していた内容についても、3月24日に最終的な契約を締結したとしている。
関連情報
■URL
GoogleがSECに提出した書類(英文)
http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1288776/000119312506066447/d8ka.htm
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・ GoogleがAOLの株主に、10億ドル出資して5%の株式取得(2005/12/21)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/30 12:29
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