KDDIは30日、情報システム関連の部署に勤務していた同社社員の個人PCがウイルスに感染し、186人分の社員情報および情報システムの仕様書などがファイル交換ソフト「Winny」のネットワークに流出したと公表した。
流出した情報は、2001年頃に当該社員が所属していた部署等の社員名簿186人分と、携帯電話の国際ローミングサービスの事業者間試験清算データを含む情報システム仕様書の一部など。顧客情報は含まれていない。2001年12月から2005年7月にかけて、当該社員が自宅にある個人PCでシステムの確認作業等を行なうため上記情報を持ち帰り保存していたが、このPCがウイルスに感染し、情報が流出していることが判明したという。
KDDIでは、セキュリティ対策の観点から、社内データの持ち出しや業務用PCから外部メモリへのコピーの禁止など、セキュリティに関する各種規定の策定、教育、管理の徹底を図ってきたが、今回の事態からこれらの徹底が不十分であったとして、再発防止を目的とした教育、管理の再徹底を図るとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/news/kddi_home/news_topics/2006/0330/index.html
関連記事:本誌記事に見る“Winny流出”
http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2006/03/10/
( 三柳英樹 )
2006/03/30 17:28
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