NTTドコモ九州は、福岡県内にあるドコモショップの販売代理店社員の私物PCがウィルスに感染し、P2Pファイル共有ソフト「Winny」を通じて、顧客データを含む約1,000人分の個人情報が流出したことを明らかにした。
原因は、九州エリアでドコモショップを展開するキノシタの社員が個人所有する、自宅のPCがウィルスに感染したことによるもの。Winnyで流出したデータは、福岡県内のドコモショップ川崎店において、2004年8月から2005年5月にかけて受け付けた顧客情報996名分と、ドコモ九州グループ社員の41名分の個人情報となる。顧客データは、氏名と携帯電話番号、および機種名が流出し、グループ社員のデータは氏名とメールアドレスのみがネット上に流れた。クレジットカード番号や銀行口座番号などはこの中に含まれていない。
なお、ドコモ九州では、現時点で流出データに含まれていた情報が不正使用された事実は確認されていないとしている。
ドコモ九州では、同社社員のみならず、グループ各社や販売代理店に対し、社内情報や顧客データの自宅への持ち帰りを禁止しており、昨年11月には総点検も行なったとしている。流出したデータは、この社員が個人的にリストアップしていたお得意様リストだという。
なお同社では、今回の流出問題を重く受け止め、管理体制の強化に努めるとともに、4月中にも再度総点検を行なうとしている。
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■URL
お知らせ
http://www.docomokyusyu.co.jp/info/notice/20060403_a_1.html
( 鷹木 創 )
2006/04/03 18:44
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