マイクロソフトは4日、Windows上で仮想マシンを動作させられる仮想化ソフト「Microsoft Virtual Server 2005 R2」日本語版の無償提供を開始した。同社のWebから無料でダウンロードできる。サポート対応OSはWindows Server 2003およびWindows XPで、Windows XPは実運用を目的としない用途に限定するとしている。
Virtual Server 2005 R2は、Windows上に仮想マシン環境を構築し、仮想マシン上で別のOSを動かすことができる仮想化ソフト。前バージョンの「Microsoft Virtual Server 2005 日本語版」はパッケージ製品として有償で販売されていたが、新バージョンは無償ダウンロード提供となる。また、Virtual Server 2005 R2上でLinuxを動かすための、Linux向け仮想マシン用アドインソフトとテクニカルサポートモデルも提供する。
マイクロソフトでは、次のバージョンのサーバーOSで仮想化テクノロジーをOSの一部として提供する予定だとして、現時点で仮想化テクノロジーの価値をユーザーに認識してもらうために、Virtual Server 2005 R2を無償化したとしている。仮想化ソフトについては、米VMWareが2月に「VMWare Server」を無償公開している。
関連情報
■URL
Microsoft Virtual Server 2005
http://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/virtualserver/
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( 三柳英樹 )
2006/04/04 21:05
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