NTTコミュニケーションズが運営するOCNは、迷惑メール対策の一環として「迷惑メール自動判定」と「Inbound Port 25 Blocking」を4月下旬に導入する。
迷惑メール判定は、事前に同意手続きを行なったOCN会員宛てに送られるメールについて、OCNのサーバー上で迷惑メールかどうかを判定し、該当するメールに判定結果や件名に[meiwaku]タグを付加する。OCNではこれにより、ユーザーが利用する電子メールソフトの振り分け機能と併用することで、迷惑メールを指定フォルダに仕分けることが可能になるとしている。
Inbound Port 25 Blockingは、動的IPアドレスからOCN会員宛てに送信されたメールを規制するというもの。規制となるのは、OCNが管理する動的IPアドレスに加え、他のISP分も含まれ、同社では各事業者と交渉の上、対象となる動的IPアドレスを拡大していく考えだ。なお、POP before SMTPやメール投稿ポートを利用したメール送信に関しては、引き続き利用できる。
また、送信元IPアドレスの正当性を検証する「uRPF(unicast Reverse Path Forwarding)」がOCNの全サービスで、4月5日より順次適用される。uRPFはルータが相互に経路情報をやり取りして動的に作成したルーティングテーブル情報に基づいたもの。OCNでは他ISPを経由したデータや、OCNから送信されたデータについて、送信元IPアドレスが偽装されている場合にはその通信を遮断する。
このほか同社では、すでに導入しているOutbound Port25 Blockingの対象地域の拡大、OCNのネットワーク上に迷惑メールを隔離するサービスの導入を今後進めるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2006NEWS/0004/0405.html
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・ OCN、Outbound Port25 Blocking導入など迷惑メール対策を強化(2005/11/18)
( 村松健至 )
2006/04/05 18:03
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