マイクロソフトは11日、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の「バージョン 1.15」を公開した。Windows XPとWindows Server 2003 SP1であればWindows UpdateやMicrosoft Updateを通じて更新できる。Windows 2000では「Microsoftダウンロードセンター」でダウンロードするか、オンライン版の利用が可能だ。
最新版では、感染するとPCのHDDに保存された全データをインターネット上に公開する、いわゆる「山田オルタナティブ」の一部に対応しており、Agent.AEとして検出する。なお、Agentの亜種全体ではなく、Antinny対応の一環として追加されている。現時点で、同社サイトでは山田オルタナティブへの対応を明記していないが、ウイルス駆除ツールを更新すれば自動的に山田オルタナティブを駆除できるようになる。
このほか、大量のウイルスメールで感染を拡大する「Win32/Locksky」と「Win32/Reatle」、W32ファイルにウイルスコードを付加する「Win32/Valla」といったウイルスにも対応した。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ad724ae0-e72d-4f54-9ab3-75b8eb148356&displaylang=ja
技術情報(英文)
http://support.microsoft.com/kb/890830/en-us
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( 増田 覚 )
2006/04/12 14:23
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