東京地方裁判所は18日、平成電電の民事再生手続廃止決定と保全管理命令を出した。今後、同社の事業と資産は保全管理人の下で管理される。なお、平成電電では、直収電話サービス「CHOKKA」やADSLサービス「電光石火」など通信サービスの今後については、あらためて同社サイトで告知するとしている。
これを受けて18日、平成電電システムと平成電電設備でもコメントを発表している。2社は、平成電電匿名組合を通じて集められた資金で通信設備を調達し、平成電電にリースしていたが、「今後、同設備を換価できるよう尽力して参る」としている。平成電電の現在の負債総額1,350億円のうち、900億円弱は2社のリース債務にあたる。
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■URL
平成電電のニュースリリース
http://www.hdd.co.jp/news/news20060418.html
平成電電匿名組合のニュースリリース(PDF)
http://www.hdd-s.com/060418.pdf
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( 永沢 茂 )
2006/04/18 20:49
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