 |
 |
記事検索 |
最新ニュース |
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
「Webサービスはソフトウェア技術そのもの」、Microsoftゲイツ氏講演 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
マイクロソフトは21日、米Microsoft会長兼チーフアーキテクトのビル・ゲイツ氏の来日記者会見を開催した。会見では、マイクロソフト日本法人の設立20周年を受けて「日本におけるイノベーション」をテーマとした講演を行なった。 ● 日本での研究開発への投資やパートナーシップをさらに重視する
現在ではソフトウェアの影響力はPCを超え、電話やゲーム機、家電などさまざまな機器が「ソフトウェア駆動型」のデバイスとなっており、こうしたデバイスが仕事や教育、遊びにも大きなインパクトを与えていると説明。こうした新たなデバイスやテクノロジーが、ゲイツ氏が「デジタルワークスタイル」「デジタルライフスタイル」と呼ぶ新しいスタイルをもたらすと語った。 日本については、Microsoft設立の数年後には日本での仕事を開始しており、これまでも先進的な日本企業と多くの成果を生み出してきたと語り、こうした企業とのパートナーシップの重要性はますます大きなものになっているとして、日本法人が進めている3カ年計画「PLAN-J」に言及。日本での研究開発への投資やパートナーシップをさらに重視していくとした。
● 研究開発はセキュリティ分野に注力 研究開発については、全世界では毎年60億ドルという巨額の費用を研究開発に投資しており、そのうち3分の1はセキュリティに充てていると説明。ゲイツ氏は「この分野のゴールは単純で、人々がセキュリティについて心配しなくても済むようになること」と語り、自動的なセキュリティ修正の提供などにより一定の成果は上がっているが、セキュリティ分野についてはまだまだやるべきことが多いとした。製品については、次期OSのWindows Vistaと新バージョンのOffice、さらにLiveプラットフォームに注力していくとした。Windows Vistaについては、「あらゆるシステムや環境をうまく接続するためのテクノロジーとなる。高度な検索機能による管理能力を提供し、ハードウェア、ソフトウェア、グラフィックス、コミュニケーションに技術的な革新が起こると考えている」と語った。 また、Officeについては、SharePointによるコラボレーションが現状では過小評価されているが、これがブレイクスルー的な要素になると説明。Liveプラットフォームについては、「インターネットが大変重要であり、その上にさまざまなアプリケーションやサービスを制限なく乗せることができるもの」と説明。Liveプラットフォームには「Microsoftの技術だけでなく、さまざまなデバイスが接続できる」として、「広告の世界も大きく変化する。我々もHotmailやMessengerといった大規模なサービスを展開しているが、デベロッパーにもLiveアプリケーションをぜひ作ってもらいたいと考えている」と語った。
● 「Web 2.0はあいまいな言葉だが、Webサービスはソフトウェアそのもの」 質疑応答では「Web 2.0についてどう思うか」という質問に対して、「あいまいな言葉であるので今はまだあまり使われていない」としながらも、「Webサービスが高速に進化しているのは確かで、最も重要な要素だ」とした。また、「Webサービスはハードウェアではなくソフトウェアそのもの。複雑なサービスを実現するにはソフトウェアのイノベーションが鍵になる」とソフトウェアの重要性を強調し、Microsoftが持つソフトウェアでの優位性をアピールした。また、放送と通信の融合についての考えを尋ねられたゲイツ氏は、「融合は進むが、それは1つの企業だけで成し遂げられるものではない」と述べ、「融合のためには、音声や動画、セキュリティなど、それぞれの分野を得意とする企業が持ち寄った形で融合することが大切になる」と語った。 関連情報 ■URL マイクロソフト http://www.microsoft.com/japan/
（ 三柳英樹 ）
- ページの先頭へ-
|
