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米AdobeチゼンCEO、「今年中にPDFとFlashを統合する」


米Adobe Systems CEOのブルース・チゼン氏
アドビシステムズ21日、米Adobe Systems CEOのブルース・チゼン氏の来日に合わせ、事業戦略の説明会を開催した。説明会では、PDFとFlashの統合を年内にも行なう予定であることが発表された。

 同社が発表した2006年度第1四半期(12〜2月)決算では、旧Macromediaとの統合効果により、売上高は過去最高の6億5550万ドルで前年同期比39%増となった。なお、純利益は1億510万ドルで前年同期比31%減とマイナスとなった。これについてチゼン氏は、「Macromediaの買収費用などを計上した結果。通常の営業内容を見ると、前年同期比で48%増であった」と、会計上マイナスとなってはいるものの、業績そのものが悪化したわけではないと説明した。

 売上比率を見ると、クリエイター向けの「Creative Suite」を含むクリエイティブソリューションズが58%、AcrobatやBreezeなどを含むナレッジワーカーソリューションズが26%、LiveCycleやFlexを含むエンタープライズ&デベロッパーソリューションズが7%、モバイル&デバイスソリューションズが1%、PostScriptなどその他製品が8%となった。「エンタープライズ向けは7%とまだ小さいが、LiveCycleビジネスは前年同期比で44%増を大きく成長している」と、エンタープライズビジネスが伸びているとした。

 Macromediaとの統合効果については、「第1四半期の成長が39%となったのが大きな効果」と、売上に大きく貢献していると説明。注目されるPDFとFlashの統合については、「PDFが持つ信頼性・セキュリティと、Flashが持つアニメーションにより、より表現力豊かなコンテンツを作ることができる。統合に向け力を入れている」と、積極的に取り組んでいるとした。統合の時期については、「年末までには示すようにしたい」と、年内に統合製品を発表する考えであると述べた。

 PDFとFlashの統合製品については、「提供の形態については現在検討しているが、PDF・Flashの両方に対応し、またHTMLにも対応したプレーヤーとなるだろう」と説明した。

 日本市場については、「Adobeにとって、日本は米国に次いで世界で2番目の市場。特にモバイル市場については、米欧が発展途上国と思われるくらいに先進的だ。携帯電話の各キャリアや端末ベンダーと今後も協力し、積極的に展開したい」と説明。またエンタープライズソリューションについては、「他の分野に比べ、高い成長が見込める。特に日本版SOX法対応などにより、LiveCycle製品へのニーズが高まると見ている」と、日本市場でのさらなる成長を期待していると述べた。


関連情報

URL
  アドビシステムズ
  http://www.adobe.co.jp/


( 福浦一広 )
2006/04/21 20:44

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