Mozilla Corporationは21日、メールソフト「Thunderbird 1.5.0.2」を公開した。危険度の高い脆弱性への対応を含むバージョンアップで、Mozillaではすべてのユーザーに対してバージョンアップを行なうよう呼びかけている。Windows XP/2000/Me/98/NT 4.0、Mac OS X 10.2以降、Linuxなどに対応。日本語版も公開されており、Mozillaのサイトから無料でダウンロードできる。
Thunderbird 1.5.0.2では、メールの転送時にJavaScriptが実行される可能性のある脆弱性など、合計15件の脆弱性を修正。15件の内訳は、危険度が4段階中で最も高い“Critical”と判定されているものが2件、3番目に高い“Moderate”が10件、最も低い“Low”が3件となっている。
また、Thunderbird 1.5.0.2ではMac OS X版でIntel CPUのネイティブサポートへの対応は見送られ、次のバージョン1.5.0.3で対応する予定だとしている。14日にリリースされたWebブラウザ「Firefox 1.5.0.2」では、Mac OS X版でIntel CPUのネイティブサポートに対応している。
関連情報
■URL
ダウンロードページ(Mozilla Japan)
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
Thunderbird 1.5.0.2リリースノート(英文)
http://www.mozilla.com/thunderbird/releases/1.5.0.2.html
脆弱性情報(英文)
http://www.mozilla.org/projects/security/known-vulnerabilities.html#thunderbird1.5.0.2
( 三柳英樹 )
2006/04/24 20:27
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