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朝日新聞、全国高校野球の学生アルバイト情報がWinnyで流出


 朝日新聞社は25日、同社が主催する全国高校野球選手権東京大会の開催期間中に雇ったアルバイトの大学生ら約170人分の個人情報が、P2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワークに流出したことを明らかにした。

 流出したのは、2003年から2005年までに行なわれた高校野球東京大会で、スコアラーなどのアルバイトをしていた学生約170人分の個人情報。このうち、約140人分は2003年から2004年の情報で、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが記載されていたほか、約30人分は2005年の情報で、氏名、住所、交通経路などが含まれていた。これまで不正使用などの被害は確認されていないという。

 同社によれば、アルバイトの取りまとめていた学生の1人が、スコアラーの手配やバイト代の請求のために作成した資料を持ち帰り、自宅のPCで作業していたという。このPCにはWinnyがインストールされており、ウイルスに感染した結果ファイルが流出したと見られる。学生によれば、本人ではなく家族が3カ月前にWinnyをインストールしていたことが流出後にわかったという。

 朝日新聞社では、「重要な個人情報が流出してしまい、申し訳ない。情報が流出した方々には現在、おわびするとともに事情を説明すべく連絡を取る作業を続けている。今後こうしたことが起きないよう、情報管理を徹底させる」とコメントしている。


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URL
  asahi.com
  http://www.asahi.com/


( 増田 覚 )
2006/04/26 14:35

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