エキサイトは、プロフィールを共有できるブログツール「エキサイトネームカード」ベータサービスを開始した。エキサイトのIDを取得すれば無料で利用でき、エキサイトブログ以外のブログサービスにも設置できる。
● キーワードリンクやメッセージ送受信などコミュニティ機能を搭載
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エキサイトネームカード
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エキサイトネームカードは、ニックネームや自分のプロフィールをブログ上で表示できるツール。エキサイトブログは韓国のオンネットと共同で開発されたサービスだが、エキサイトネームカードは日本独自で開発が進められた。
ネームカードでは自分のニックネームのほか、任意のキーワードをプロフィールとして設定可能。最大5つまでのRSS登録でブログの更新状況も表示できる。なお、エキサイトブログを開設している場合はエキサイトブログのRSSが自動で登録される。
設定したキーワードは自動でリンクされ、同じキーワードを設定しているユーザーの一覧を確認できるほか、キーワードごとにコメントをやり取りできるコメントできるフォーラムも自動で作成される。他のユーザーを自分のプロフィールに追加できるリンク機能や、リンクしたユーザーにエキサイトネームカード上でメッセージを送受信できるといったコミュニケーション機能も備えている。
プロフィールとフォーラムはエキサイトネームカードのユーザー以外でも閲覧できるが、プロフィールの項目はエキサイトネームカードのユーザーやリンクしたユーザーなど公開範囲が設定可能。プロフィール項目をすべて非公開とした場合はニックネームのみが画面に表示される。
アクセス解析機能も実装を予定。ネームカードを設置したサイトのページビューやリファラー情報を解析できる。
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プロフィールは項目ごと公開設定が可能
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キーワードごとにコメントできるフォーラム機能
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● エキサイトIDをベースとしたブログのアクセスコントロール機能も予定
エキサイトネームカードでは今後も更なる機能拡充を図る予定。エキサイトネームカードを1つのプラットフォームとし、コンポーネントとなるさまざまな機能を追加していくという。ニュースのクリッピング機能、フォーラムのRSS対応、複数のキーワードが自分と同じだったユーザーをRSSで通知する機能などが予定されており、携帯電話にも5月から6月にかけて対応する。
エキサイトの各種サービスとも連動を図る。具体的には音楽のキーワードを設定した場合、「エキサイトミュージック」でキーワードの関連情報を配信するなどの展開を考えているという。エキサイトネームカードを担当するメディア本部web戦略企画室の吉崎陽介氏は「エキサイトブログの場合、ブログを見て帰ってしまうユーザーも多い」と説明、「ネームカードを使ってエキサイトのサービスの活性化を図る」とした。
エキサイトIDを利用して、エキサイトブログの公開、非公開をIDごと設定できるアクセスコントロール機能も実装を検討中。エキサイトブログ以外のブログでもアクセスコントロールができるようなオープンな機能を考えているという。
友人のリンク機能やメッセージ送受信、キーワード共有などSNS要素の強いサービスだが、サービスとしてはSNSを謳わない。吉崎氏は「いわゆるSNSと理解されているサービスはクローズドがゆえに限界が近づいているのではないか」と指摘。「SNSは身内同士のサービスだがブログはもっとオープンなもの。そうしたオープンなブログ同士でのコミュニケーションのお手伝いがネームカードでできれば」と語った。
関連情報
■URL
エキサイトネームカード
http://namecard.excite.co.jp/
( 甲斐祐樹 )
2006/04/26 15:14
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