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米Microsoft、「Windows Live MailはFirefoxに対応する」と改めて表明


 米Microsoftは5日、MSN Hotmailの次期バージョンである「Windows Live Mail」でもFirefoxをサポートすることを改めて表明した。さらに送信済みメールを保存できるようにするなど、ポリシー変更によりさらに利用しやすくなることもわかった。Windows Live Mail公式ブログで明らかにされた。

 Windows Live Mailは現在ベータ版の開発が進められており、間もなく「M6」(マイルストーン6)リリースが公開される予定だ。M6では、これまでFirefox 1.5で十分に動作しなかったWindows Live Mailの多くの機能が動作するようになるという。

 Windows Live Mailが果たしてFirefoxをサポートするかということは巷で大きな話題になっている。これに関して公式ブログにコメントを寄せたWindows Live MailプログラムマネージャーのSteve氏は、「我々は長い間Firefoxをサポートすると言ってきたが、たくさんの人々が我々を本当には信じてくれなかった」と述べ、この件に関して懸念が存在することを認めた。そのため現時点でまだ正常に動作しない部分があることを承知の上でM6リリースを決定したという。最終的にはWindows Live MailをFirefoxから利用できるようになる見込みだ。

 M6リリースのもう1つの大きな変更点はポリシー変更である。これまでMSN HotmailやWindows Live Mailベータ版は30日間利用しない場合にはアカウントそのものが失効してしまった。M6リリースからはこの期間が4倍に延長され、120日間となる。この間に一度でもログインすればアカウントが失効することはない。また、送信済みメールは一度も利用しない場合、これまで30日間しか保存できなかったが、今後は送信済みメールを保存する設定にしておけば半永久的に保存できるとしている。

 M6リリースではこのほかにもパフォーマンスの向上、アドレス帳の表示方法の選択、署名機能の復活など、いくつもの改良点がある。


関連情報

URL
  Windows Live Mail公式ブログの該当記事(英文)
  http://spaces.msn.com/mailcall/Blog/cns!CC9301187A51FE33!3771.entry

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/05/08 13:10

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