ゲームポットが運営するオンラインゲームなどのサーバーから30台のHDDが無くなっていた事件を受け、自社データセンター内で同サーバーを管理していたアエリアは30日、再発防止策を発表した。サーバールームの管理を強化するとともに、個人情報保護責任者を長とする対策委員会を設置。再発防止策の実施状況について立ち入り検査を行なうなどの監査も強化する。
サーバールームの管理強化としては、1)サーバールームの監視カメラの増設、2)サーバールームへの全体的な入室資格者の制限、3)システムごとに分割された各区画内における鍵の分別によるサーバー管理者の特定、4)サーバールームへの入室の際に現状より厳格な入退室管理ルールの設定、5)サーバー等の機器、その他備品のより厳格な管理、6)段階的にハードディスクの引き出しによる、当該ハードディスクのデータを消滅させる設定の実施──を挙げている。一部はすでに実施に移しているという。
なお、紛失日時などの詳細については引き続き調査中で、警視庁の捜査に協力しているという。ただし、今回紛失したHDDはバックアップデータ用だったとしており、ゲームポットではユーザーのデータおよびゲーム内データの損失は一切ないとしている。29日午前10時45分から緊急停止していたサービスも、同日午後9時30分に復旧した。
関連情報
■URL
アエリアのニュースリリース(PDF)
http://www.aeria.jp/aeria/ir/pdf/H180530.pdf
ゲームポット サービスの復旧について
http://www.gamepot.co.jp/gic/support/060529notice2.html
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・ ネットゲームのデータセンターからHDD 30台が消える、個人情報流出の恐れ(2006/05/29)
( 永沢 茂 )
2006/05/30 14:48
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