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インターネット・ホットラインセンターのサイトの各ページに表示されている「ホットラインに通報する」ボタンを押すと、この入力ページにジャンプする
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児童ポルノや規制薬物の広告、爆弾の製造方法、殺人の請負など、インターネット上の違法・有害情報の通報を、インターネット利用者から広く受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」の運用が1日、スタートした。財団法人インターネット協会(IAjapan)が設置した。通報は、Webページの入力フォームで受け付けており、PCまたは携帯電話からアクセスできる。
ホットラインセンターでは、受け付けた情報について、発信元などを調査した後、複数の弁護士からなる法律アドバイザーによって違法情報あるいは有害情報に該当するか判断。その結果によって、1)警察への情報提供、2)プロバイダーや掲示板の管理者などに対する対応依頼、3)人権侵害・知的財産権侵害などの関係団体への情報提供、4)国際連携による違法情報の処理──といった対応を行なう。
インターネット上の違法・有害情報については、これまでも警察のサイバーパトロールによる取り締まりや、プロバイダーや掲示板の管理者による送信防止措置などが行なわれている。しかし、インターネット上に流通する情報は膨大であることから、インターネット利用者が発見した違法・有害情報の通報を一元的に受け付ける窓口の必要性が指摘されていた。
なお、ホットラインセンターでは匿名による通報も受け付ける。通報内容の送信後に参照番号が表示されるため、匿名による通報であっても、後日、参照番号をもとにホットラインセンターでの対応の進捗状況を確認できるという。
関連情報
■URL
インターネット・ホットラインセンター
http://www.internethotline.jp/
ニュースリリース
http://www.iajapan.org/press/20060531press.html
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( 永沢 茂 )
2006/06/02 15:10
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