総務省は、インターネットユーザーに向けた「情報セキュリティ対策の集中啓発」を6月9日に実施する。社団法人インターネットプロバイダー協会(JAIPA)の協力を得て行なうもので、総務大臣がセキュリティ対策を呼びかける動画をJAIPA会員各社のサイトなどに掲載する。
ウイルスや不正アクセス、情報漏洩などの脅威が増大する中で、「インターネットを安全に利用するためには、利用者各自が情報セキュリティ対策の重要性を認識し、ひとりひとりが適切な対策を行なうことが必要」(総務省)だとして、今回の集中啓発を実施することにした。
具体的には、総務省の「国民のためのセキュリティサイト」内に「情報セキュリティ対策のお願い」を掲載。この中で、総務大臣が「ソフトウェアの更新(最新のセキュリティパッチの適用)」「ウイルス対策サービス・ソフトの導入」「パーソナルファイアウォールの利用」という基本3原則を動画とテキストで呼びかける。動画の長さは2分程度。
さらに、JAIPA会員のISP各社が自社サイトに「情報セキュリティ対策のお願い」を掲載するとともに、そのページへのリンクを記載したメールをそれぞれの加入者に送信。加入者に総務大臣の映像を視聴してもらうことで、セキュリティ対策の3原則の周知を図る。
このほか総務省で2日付で、「国民のための情報セキュリティサイト」のコンテンツも拡充した。「ファイル共有ソフトの利用とその危険性」「持ち運び可能なノートパソコンを利用する上での危険性と対策」「携帯電話におけるセキュリティ確保の重要性と対策」などの説明ページを追加するとともに、スパイウェアやフィッシング詐欺について説明するFlashアニメーションも追加した。
関連情報
■URL
「情報セキュリティ対策の集中啓発」の実施概要の公表
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060602_2.html
総務省「国民のための情報セキュリティサイト」のコンテンツの追加
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060602_1.html
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・ 「国民ひとりひとりが危険性を認識すべき」総務省がWinny流出に注意喚起(2006/04/12)
( 永沢 茂 )
2006/06/02 18:55
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