米WebSideStoryは6日、サイトのナビゲーションを向上させるためにサイト内検索の精度を向上させる必要があるとの最終調査結果を発表した。サイト内検索クエリーの上位4%で、全検索の50%を占めているというのがその理由だ。特にECサイトに限定した場合、上位2%の検索クエリーだけで、全検索数の50%を占めているという結果も得られた。
この調査は米国の40以上のコンシューマ向けサイトを対象に行なわれた。対象とされた検索数は合計3,400万クエリー以上に及んだ。WebSideStoryからデータの提供を受けてホワイトペーパーにまとめたPatricia Seybold Groupの上級副社長兼シニアコンサルタントであるSusan Aldrich氏は、「このデータはナビゲーション体験以外の方法でビジターに影響を与える機会があることを実証している」と述べ、データの重要性を指摘した。実際、サイトナビゲーションを向上させるために時間を費やすだけでなく、サイト内検索の結果の精度を向上させるだけで、ユーザー体験を向上させられる可能性があるからだ。
このほか、サイト内検索を利用する人は平均的なビジターの3倍の確率で購買に結びつくこと、サイト内検索の83%が1語か2語のクエリーであり、その割合がECサイトでは91%にも上ること、12%近くのサイト内検索が検索結果ゼロに終わり、ECサイトでは8.5%の検索結果がゼロだったことなどの数字が得られている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.websidestory.com/company/news-events/press-releases/view-release.html?id=340
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/06/07 12:38
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