Internet Explorer (IE) 6.xの広告クリック率はFirefoxの倍以上であることが13日、独AdTech社の調査結果により明らかになった。両者の間の開きは半年の間にわずかながら増えていることも注目されそうだ。
2006年2月から4月の期間に行なわれたこの調査では、IE6.xの広告クリック率は0.22%、Firefoxは0.10%だった。単純計算で倍以上の開きがあることがわかる。約半年前の2005年9~11月にわたって行なわれた調査時には、IE6.xが0.23%、Firefoxが0.12%だった。広告クリック率が両者ともに僅かに減少している傾向もわかる。
その他のブラウザについて見てみると、Apple Web Kit/Safariの広告クリック率は0.72%と他ブラウザに比べて圧倒的に多かった。これは2005年の調査時点の0.20%に比べても大幅に増加している。またOpera 8.0は0.09%で、2005年調査の0.16%から大幅に下落していた。すべてのブラウザの平均広告クリック率は0.22%だった。
この同じ調査では欧州におけるブラウザシェアも明らかにされている。それによるとIE6.xのシェアは80.79%、Firefoxは12.38%、Apple Web Kit/Safariが1.67%、Opera 8.0が0.7%だった。半年前に比べてIEが1ポイント程度シェアを増やし、Firefoxが0.03ポイントシェアを減らす結果となった。IEの他のバージョンと合わせてMicrosoftは83%以上のシェアを保有していることになる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(独AdTech、英文)
http://www.adtech.info/en/pr-06-5.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/06/14 12:11
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