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ブログエディタやFlickrなどとの連携機能を備えたWebブラウザ「Flock」


「Flock」の画面
 米Flockは13日、Mozillaベースの新しいWebブラウザ「Flock」のBeta 1(バージョン0.7)を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版が公開されており、無償でダウンロード可能。Windows版で試したところ、メニュー表示などは英語だが、日本語サイトの表示は行なえた。

 Flockは、ブログ投稿機能やRSSリーダー機能、ソーシャルブックマークや写真共有サービスなどの各種オンラインサービスとの連携機能を備えたWebブラウザ。これまでは開発者向けのプレビューリリースとしていたが、今回のBeta 1で初めて一般向けのリリースとなった。

 ブログ投稿機能は、Flockに記事投稿用のエディタを備え、あらかじめ自分のブログのアカウントなどを設定しておくことで、簡単に記事を投稿できるようにするもの。Movable TypeやTypepadを利用したブログのほか、Blogger、Myspaceなどへの投稿に対応。Flockで閲覧中のページから右クリックメニューで「Blog this」を選択すると、そのページへのリンクが本文に入力された状態の投稿用エディタが起動するなど、手軽にブログの記事を投稿できるための工夫が施されている。

 RSSリーダー機能は、Flockのメニューアイコンに「My News」として用意されており、アイコンをクリックするとWebブラウザのタブとして登録したRSSフィードが一覧表示される。閲覧中のページにRSSフィードがある場合にはアドレスバーにRSSアイコンが表示され、RSSリーダーへの登録も簡単に行なえる。

 ソーシャルブックマークとの連携では、「del.icio.us」と「Shadows」のサービスに対応。Webブラウザのブックマーク機能の管理画面などに、オンラインブックマークとしても公開するかといった選択肢が用意されるなど、ローカルとオンラインのブックマークを連携させる機能を備える。

 写真共有サービスは、「Flickr」と「PhotoBucket」のサービスに対応。メニューアイコンの「Photo」をクリックすると、ブラウザの上部に写真共有サービス用のツールバー(トップバー)が表示され、ここから画像ファイルのアップロードや編集、自分のブログに張り付ける際のURLの参照などが行なえる。

 Flockでは、今後さらに多くのオンラインサービスへの対応を進め、2006年末には正式版を公開する予定としている。


閲覧中のページで右クリックメニューの「Blog this」を選ぶと投稿用エディタが起動する あらかじめブログのアカウントなどを登録しておくことで、投稿用エディタからブログの更新が可能

RSSリーダー機能の画面 写真共有サービスとの連携も可能で、ブラウザ上部に共有中の写真を表示できる

関連情報

URL
  Flock
  http://www.flock.com/


( 三柳英樹 )
2006/06/14 16:54

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