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Google Mapsと事件報道を組み合わせた「ハザードマップ」


ハザードマップ
 クネヒトは、「Google Maps」とニュースサイトの記事をリンクし、事件の情報と起きた場所を地図上で確認できる「ハザードマップ」を開始した。利用は無料。

 ハザードマップは、「Google Maps API」を用いて事件の発生場所を視覚化したサービス。事件のリストか地図上のポイントをクリックすると、事件の詳細が書かれた記事へリンクして情報を閲覧できる。朝日新聞や読売新聞など数誌のニュースサイトから選択し、調べたい期間を決めて事件と場所を検索することも可能だ。掲載情報は凶悪事件や傷害事件に限定している。

 マッピング方法については、6時間ごとに新聞社サイトのニュースを収集するプログラムを組み、拾ってきたニュースを確認したあと、自動でマッピングしているという。なお、記事にリンクを貼る了解は特に得ていないという。

 クネヒトはハザードマップについて、「市民がそれぞれの居住区に近接して、どんな事件が発生し、どの事件が未解決のままであるかの情報を共有可能にする。そうすることで、無差別的な連続事件からの回避や、コミュニティによる警察への情報提供の円滑化に寄与できれば」との考えからサービス提供を開始したという。

 同社代表の萩原氏は、「ハザードマップはボランティアとしてやっているもの。事件は詳しい情報でないと意味がないので、細かい場所までマッピングしている。しかし、プライバシーの問題も考え、遺族から問い合わせがあれば、情報を削除する。今後は、Googleニュースに掲載されている全ての事件をカバーしたい」とコメントした。


関連情報

URL
  ハザードマップ
  http://hazard.knecht.jp/


( 野津 誠 )
2006/06/15 14:14

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