デンマークのSecuniaは23日、Webブラウザ「Opera」のバージョン8.54以前に、JPEGの取り扱いに関する脆弱性が存在すると警告した。脆弱性の危険度は5段階中で上から2番目の“Highly critical”とレーティングしており、Secuniaでは脆弱性を修正したバージョン9.0へのバージョンアップを推奨している。
Secuniaによると、OperaのJPEG画像の取り扱いに問題があり、悪意を持って作成されたJPEG画像によりバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードを実行される危険性があるという。脆弱性はOperaのバージョン8.54以前に影響があり、Windows版のほか古いバージョンのLinux版やMac OS版などにも影響があることが確認されている。
この脆弱性は、20日に公開された最新版の「Opera 9」では修正されているとして、SecuniaではOpera 9へのバージョンアップを推奨している。
関連情報
■URL
Secuniaによる脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/20787/
Opera
http://www.opera.com/
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( 三柳英樹 )
2006/06/23 18:46
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