マイクロソフトは24日、6月の月例セキュリティ修正プログラム(パッチ)のうち、「MS06-025」で解決した脆弱性に対する検証用コードが公開されていることを受け、セキュリティアドバイザリを公開した。
MS06-025で修正されたのは、Windowsのルーティングとリモートアクセスサービスに未チェックのバッファが存在する脆弱性で、悪用されるとリモートでコードを実行される危険がある。なお、MS06-025のセキュリティ修正パッチを適用していれば、この検証用コードを悪用した攻撃の影響は受けない。
検証用コードの影響を受けるOSは、Windows XP/2000およびWindows Server 2003。脆弱性の深刻度は、Windows 2000は“緊急”、Windows XPとWindows Server 2003は“重要”とされている。マイクロソフトでは、Windowsの自動更新機能を有効にして、更新プログラムを適用することを推奨している。
関連情報
■URL
マイクロソフトのセキュリティアドバイザリ
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/921923.mspx
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( 増田 覚 )
2006/06/26 15:13
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