米航空機大手のBoeingは26日、同社の子会社が運営している飛行機内ブロードバンド接続サービス「Connexion by Boeing」事業の見直しを検討していることを明らかにした。Connexion by Boeingについては、売却を検討していると海外報道機関が報じたばかりだった。
Boeingの発表によると、Connexion by Boeingそのものは良いサービスに仕上がったが、市場規模が期待したほど拡大しなかったことが事業見直しの理由として挙げられている。そのためBoeingでは、Connexion by Boeingの顧客との話し合いを通じて市場規模の算定とビジネスモデルの再考を行ない、次にとるべき手段を検討するとしている。そのために航空会社、防衛、海運、企業保有航空機などさまざまな顧客との話し合いを行なうという。
すべての顧客との会合が終わるまでは、Connexion by Boeing事業の売却、提携、サービス停止のいずれの措置も決定されることはなく、財務上重要な決定は適切な時に明らかにすると説明している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.boeing.com/connexion/news/2006/q2/060626d_nr.html
関連記事:ボーイング、航空機内にインターネット接続環境
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2000/0428/boeing.htm
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/06/27 11:57
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