ドイツのマーケティング調査会社のBBDOがWitten/Herdecke大学教授のBernd W. Wirtz博士と共同で行なった調査によると、DAX 30やEURO STOXX 50等の株式市場での大手上場企業のブランド評価において、ドイツテレコム(Deutsche Telekom)の評価が最も高いことがわかった。2位には金融大手のAllianz、3位には自動車大手のDaimlerChryslerが入った。
ドイツテレコムは、インターネット関連のT-OnlineなどのITや携帯電話関連企業を傘下に持っている。固定電話出身とはいえ、そのブランド価値はインターネット時代・携帯電話時代を迎えても下げていない。むしろ、ドイツ企業の地盤沈下が叫ばれる中、そのブランド価値を維持しているところは評価される。
実際、ドイツ企業の地盤沈下は、同時に発表された欧州企業(EURO STOXX 50上場企業)のベスト20の中に4社しか入らず、ドイツテレコムが4位に食い込んだのが最高だったことにも表われている。対照的にフランス企業は7社を占め、3位にフランステレコムが入った。なお、上位2位はオランダ企業2社が独占した。
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■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.bbdo.de/de/home/news/2006/deutsche_telekom_ist.html
( Gana Hiyoshi )
2006/07/03 13:57
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