千葉県我孫子市のメールアドレスから、ウイルスが添付されたメールが2,583人に送信されたことがわかった。同市のメール配信サービスで利用していたメーリングリスト(ML)に、何者かがウイルスメールを配信したという。現在まで、MLの読者がウイルスに感染したという報告は受けていないとしている。
我孫子市によれば、このウイルスメールは7月1日9時20分ごろ、防災・防犯情報のメール配信サービスに登録している2,583人に送られた。メールの件名は「Re:Your product」とされており、「PE_VALLA.A」というウイルスが添付されていた。
我孫子市では1日、メール配信サービスを停止して調査を実施。その結果、メール配信サービスで利用していたMLに、ウイルスメールが配信されたことが判明した。同市によれば、このMLは、管理者のアドレス以外からはメールを配信できないようになっていたが、今回、管理者のアドレスを詐称した何者かによって、ウイルスメールが配信されてしまったという。
[お詫びと訂正 7月4日17:20]
記事初出時、今回のウイルスメールが配信された原因について、「メール配信サーバーが外部から不正侵入を受けた」ためとしていました。しかし、4日に我孫子市に再取材したところ、メール配信サービスで利用していたMLにウイルスメールが配信されたことが原因であることがわかりましたので、記事を修正しました。
関連情報
■URL
我孫子市
http://www.city.abiko.chiba.jp/
トレンドマイクロのウイルス情報「PE_VALLA.A」
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=PE_VALLA.A
( 増田 覚 )
2006/07/03 14:15
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