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映画をストリーミング配信していた男性を著作権侵害で摘発、ACCSなどが公表 |
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コンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）と日本動画協会（AJA）は4日、権利者に無断で映画をストリーミング配信していた岐阜県各務原市の男性（41歳）が、福岡県警生活経済課と小郡署により逮捕されたと発表した。 ● レンタルDVDからコピーした映像を自身のサーバーで配信
男性が運営していたサイトには、この他にも洋画、邦画、アニメなど合計579作品が公開されており、月額980円の会費でサイト上にある映像コンテンツをすべて視聴できたという。2006年5月31日に男性宅の家宅捜索が行なわれ、PC3台、DVDソフト、サイトの宣伝チラシなどが押収されている。 ACCSでは2005年12月に、このサイトについて情報提供を受け調査を開始。また、AJAでも2005年12月に権利者団体から情報提供を受け調査を行ない、侵害の事実を確認した。2006年2月には、AJAから男性に対して著作権侵害行為をやめるよう書面で警告を行ない、男性からは謝罪とサイトを消去したという旨の回答があったが、実際には新規会員募集のページが削除されたのみで、会員向けの無断送信は継続していたという。 また、ACCSでも男性に対して2006年2月に警告を送信したほか、他の権利者団体も男性に対して数回の警告を2005年11月以降に行なっていたものの、男性は侵害行為を継続。男性は、警告を受けるとサイト上のパッケージ写真や作品の一覧リストなどの削除は行なったものの、その後しばらくするとまたこれらを復活させていたという。 2006年2月末には、福岡県警に対して違法サイトではないかという相談が持ち込まれ、県警では捜査を開始。県警から相談を受けたACCSが、既に同様の対応を行なっていたAJAと協力し、これまでの調査状況や男性への警告などについての情報提供をはじめとして、権利者による告訴意思の確認作業を実施していた。 男性が運営していたサイト「Straming Station」は既に閉鎖されているが、このサイトで配信していた映像はすべてレンタル店から借りたDVDをコピーしたもので、会員は多い時で約70人と供述しているという。 ● YouTubeなどへの違法アップロードには事業者と協力していきたい
また、映像については、YouTubeなどのサイトにユーザーが無断で他人の著作物をアップロードしているケースが増えていることについて、ACCSの久保田裕専務理事は「放送局なども削除要請を行なっているが、削除してもすぐにまたアップロードされてしまうため、追いついていない状況。国内にもこうしたサイトを開設しようという話があるが、こうしたサイトの運営者と協力することによって、投稿者に対して著作権侵害などへの注意を促していきたい」と語り、実際に事業者から相談を受けていることなどを明かした。 関連情報 ■URL コンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS） http://www2.accsjp.or.jp/ 日本動画協会（AJA） http://www.aja.gr.jp/
（ 三柳英樹 ）
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