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2006年上半期(1月~6月)に報告が寄せられたマルウェアの集計結果
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英Sophosは5日、2006年上半期(1月~6月)に報告が寄せられたマルウェアの集計結果を発表した。個人情報や金銭を盗むトロイの木馬が増えたことにより、新種のウイルスやワームの数が急減しているという。
調査によれば、最も報告が多かったのは「Sober.Z」で、全体の報告数の22.4%を占めた。2位は「Netsky.P」で12.2%、3位は「Zafi.B」の8.9%と続き、トップ10はすべてワーム型ウイルスが独占した。Sober.Zは、ピーク時で13通中1通の割合でメールに添付されていたという。
2006年上半期で発生した新種の脅威については、トロイの木馬が82%を占めた。トロイの木馬とウイルス・ワームの新種発生率は、2005年上半期では2対1だったものの、2006年上半期では4対1となり、トロイの木馬の勢力が1年間で急速に拡大したことが伺える。
Sophosの上級技術コンサルタントのGraham Cluleyは、トップ10にランキングしたマルウェアがすべてWindowsをターゲットにしたものだったことから、「個人ユーザーがマルウェアの攻撃から身を守るには、Macに乗り換えることを検討すべきだ」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2006/07/securityreportmid2006.html
( 増田 覚 )
2006/07/07 15:51
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