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フィッシングに使用された偽ログイン画面
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米Websenseのセキュリティ情報分析機関「Websense Security Labs」は11日、「Google」の「Gmail」を装ったフィッシングサイトを確認したとして警告した。このフィッシングサイトは、賞金を受け取れるというメッセージを表示し、賞金受け取りのための登録料支払いサイトに誘導する。
具体的には、Gmailログイン・ページをコピーした偽ページとともに、「You WON $500.00!」(賞金500ドルが当たりました!)というメッセージを表示。メッセージでは、e-Gold、PayPal、StormPay、MoneyBookersのうち、希望のアカウントで賞金を受け取ることができると説明している。
ユーザーがアカウントを選択すると、「Gmail Games」の「premium member」でなければ賞金を受け取ることができないと表示。また「Gmail Games」メンバーになるためには8ドル60セントの登録料が必要であるとして、登録料を払わないと賞金が没収されるとの表示が出る。ここから、ユーザーは登録料を払うためのサイトに誘導される仕組みだ。
Websenseによれば、今回のフィッシングサイトは米国でホスティングされており、アラートを発表した時点では稼働していたという。
関連情報
■URL
Websense Security Labsのセキュリティアラート(英文)
http://www.websense.com/securitylabs/alerts/alert.php?AlertID=545
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( 野津 誠 )
2006/07/11 15:14
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