JVN(Japan Vender Status Notes)は11日、スクリプト言語「Ruby」に関する2件の脆弱性を公表した。
公表された脆弱性はいずれも、Rubyでスクリプトを安全に実行するための「セーフレベル」と呼ばれるセキュリティ機構について、セーフレベルの設定を回避して本来呼び出すことができないメソッドが実行されてしまう危険があるというもの。この脆弱性により、プログラムの強制終了を引き起こされる可能性や、サーバーアプリケーションにおいて汚染されていないオブジェクトの状態を意図せず変更されてしまう可能性があるとしている。
JVNではこの脆弱性の回避策として、Ruby 1.8.4の最新版スナップショットを利用することを推奨している。
関連情報
■URL
脆弱性情報(JVN#13947696)
http://jvn.jp/jp/JVN%2313947696/index.html
脆弱性情報(JVN#83768862)
http://jvn.jp/jp/JVN%2383768862/index.html
( 三柳英樹 )
2006/07/11 16:26
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