NTT西日本、FTTHサービスの品質向上に向けて体制を強化

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NTT西日本、FTTHサービスの品質向上に向けて体制を強化

　NTT西日本は12日、「光ブロードバンドサービスの品質向上の取り組みについて」と題したFTTHサービスについての今後の方針を発表した。

　今回の発表は、3月31日から4月21日にかけて発生したIP電話サービス「ひかり電話」の発着信が行なえない障害が発生した事を受けたもの。NTT西日本によれば、5月1日付けで「光ブロードバンドサービス品質向上プロジェクト」を設置。また、7月1日付けで同社組織をマトリックス型の機能別組織に再編すると同時に、「戦略プロジェクト推進本部」に同プロジェクトを移行、光ブロードバンドサービスの品質向上を図るとしている。

　品質向上に向けた具体的な取り組みについては、サービス毎にプロジェクトマネージャ制を導入するほか、各種装置の新設および増設時の事前検証を強化することで開発体制を強化。中継系呼制御サーバ等の増設を行ない処理を分散化し、ネットワークの信頼性向上を図る。

　また、故障発生に対する手順書の整備やサービス復旧技術の改善に向けたツールの開発、フレッツグループの認証サーバーを更改を行なうことでサービス復旧時間の短縮を図る。故障判明後にはWebサイト上で故障状況や復旧見込み時間等を公開するといった取り組みに加え、希望するユーザー向けにメールで情報提供を行うシステムを構築し、ユーザーへの情報提供の改善を図るとしている。

　このほか、工事会社や工事関係社を対象とした「NTT西日本グループ工事品質ガイドライン」を制定。遵守するべきルールの強化を図るなどしてサービス品質の向上に努めるとしている。

関連情報

■URL
　ニュースリリース
　 http://www.ntt-west.co.jp/news/0607/060712a.html

■関連記事
・ NTT西日本、ひかり電話に関する一連の障害で原因と対策を発表（2006/04/25）

（大久保有規彦）
2006/07/12 18:42

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