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PowerPointの未公表の脆弱性を悪用する「Trojan.PPDropper.B」


 米Symantecは12日、PowerPointの未公表の脆弱性を悪用するトロイの木馬「Trojan.PPDropper.B」が発見されたとして警告した。

 Trojan.PPDropper.Bは、メールに添付されたPowerPointファイルとして発見された。このファイルをユーザーが開くと、未公表の脆弱性を悪用して、別のトロイの木馬(Backdoor.Bifrose.E)をシステムにインストールする。メールの題名や添付ファイル名、ファイルを開いた際に表示される文書などはすべて中国語で書かれているという。

 7月12日には、マイクロソフトがOfficeに関する複数の脆弱性を修正する月例パッチを公開しているが、また新たに未公表の脆弱性を悪用する「ゼロデイ」型の攻撃が登場したことになる。ただし、SymantecではこのTrojan.PPDropper.Bについては、危険度は5段階で最も低い“1”と評価している。


関連情報

URL
  Trojan.PPDropper.Bに関する情報(英文)
  http://www.symantec.com/enterprise/security_response/writeup.jsp?docid=2006-071212-4413-99


( 三柳英樹 )
2006/07/14 14:55

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