ドイツIT業界団体のBITKOMは17日、インターネットを介してダウンロードされる映像の統計結果を発表した。ドイツ市場において1カ月あたり16万件がダウンロードされているという。前年同期比で45%という増加について、劇的な伸びと評価している。
BIOKOMによると、このような急激なダウンロード件数の増加の背景には、定額制のISPに契約しているユーザーが50%を超えている点にあるとしている。実際、2005年にはブロードバンドの契約者数が1,060万人となり、前年比56%の伸びを示した。2006年末までに1,400万世帯を突破するとの予測もあり、今後も映像など大容量データのダウンロードに対応した環境を有する人が増えるものと思われる。
映像ダウンロードビジネスは、西欧地域全体でも急成長している。その規模は西欧において現時点で8,800万ユーロあり、これが2007年には51%増の1億3,300万ユーロに増加する見込みだ。音楽ダウンロードも定着しつつあり、欧州でも映像・音楽ビジネスはインターネットへと移行しつつあると言える。
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■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.bitkom.org/de/presse/8477_40442.aspx
( Gana Hiyoshi )
2006/07/18 13:54
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