りそな銀行は18日、43支店で約17万人分の顧客情報を含む記録媒体「コムフィッシュ」を紛失したことを明らかにした。顧客情報はいずれも2001年以前のものであり、店舗統廃合時に誤って廃棄した可能性が高いという。
コムフィッシュに含まれていたのは、顧客の氏名、口座番号、預金残高、貸出金残高、取引日など17万1,612人分の情報。現時点でコムフィッシュは発見されていないが、内部調査の結果、誤って廃棄した可能性が高く、外部に流出した可能性は低いとしている。コムフィッシュは、薄く小さなフィルム上のシートに微細な文字を焼き付けた内部資料で、通常は、専用の機械を利用して閲覧するため、肉眼では内容を確認できないという。
また、りそなホールディングスグループの近畿大阪銀行でも同日、132支店で3,340人分の印鑑届を、43店舗で110人分のカードローンの契約書類を紛失したことを明らかにした。りそな銀行と近畿大阪銀行では、これまで紛失した顧客情報に関する二次被害は報告されていないとしている。
りそなホールディングスでは、2005年7月にも傘下の4行で約28万7,000人分の顧客情報を紛失したと発表していた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF、りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/180718_1a.pdf
ニュースリリース(PDF、近畿大阪銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/180718_2a.pdf
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( 増田 覚 )
2006/07/18 20:22
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