フィッシング対策ソリューションを提供しているセキュアブレインは18日、「メール送信を行なうワンクリック詐欺サイト」が発見されたとして注意を呼びかけた。
今回の詐欺サイトは、アダルトサイトを装ったもので、あたかも会員登録が行なわれているように見せかけ、ユーザーが個人情報を含むメールをサイト運営者に送るように仕向ける手口を使う。
偽の会員登録完了ぺージに、「解約・問い合わせに関するボタン」が設置されており、クリックすると退会方法を確認するための説明が書かれたポップアップが開く。説明の通りに操作すると、Microsoft Outlookを利用し、ユーザーのメールアドレスを含むメールが、サイト運営者へ自動的に送られる仕組みだ。
ユーザーは単に退会方法を確認するためのメールだと考えるが、メールには利用者を特定するためのメールアドレスだけでなく、ユーザーが会員登録を進めた際に表示される「お客様の会員ID」を件名に入れ、サイトにアクセスしたことを証明する情報としてサイト運営者へ送信する。こうして盗み取られたメールアドレスに、架空請求メールが送られる可能性があるという。
セキュアブレインによると、7月19日14時30分現在、該当のサイトは存在しているという。セキュアブレインは、「ワンクリック詐欺に結びつく可能性のある手口が見つかったので注意を促した」とコメント。「同じ手口のサイトに遭遇し、強制登録をされてしまった場合には、Webサイトの運営者に問い合わせるなどの接触は避け、すぐにブラウザを中断すること」と呼びかけている。
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今回発見されたワンクリック詐欺サイト
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退会方法確認ボタンをクリックして送信されるメールの内容
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.securebrain.co.jp/news/060718_info.html
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( 野津 誠 )
2006/07/19 15:35
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