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Google Accessible Search
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米Googleは20日、視覚障害者向けにGoogleの検索アルゴリズムをアレンジした「Google Accessible Search」のテストを開始した。Googleの実験的技術を公開する場所であるGoogle Labsにて公開されており、ユーザーインターフェイスは英語だが、日本語でも使用できる。
視覚障害者は、Webページの情報を音声読み上げで利用することがあるため、ページの情報の多くが画像で表現されている場合、視覚障害者にとっては非常に利用しにくいサイトとなってしまう。
Google Accessible Searchはこの問題を解決するために、画像を表示しない状態でうまくレンダリングが行なわれるページを上位に表示することによって、視覚障害者にとって使いやすいページを見つけやすくする。このサービスはGoogleがすでに発表している「Google Co-op」の技術をもとに、特殊用途のサーチエンジンの1つとして開発された。
Google公式ブログによると、Google Accessible SearchはGoogleのリサーチサイエンティストであるT.V.Raman氏によって開発された。自身が視覚障害者で、Web上のテキストを音声読み上げしているために常々不便を感じており、それがGoogle Accessible Searchを開発するきっかけになったという。Google Accessible Searchは開発の初期段階にあり、ユーザーのフィードバックをもとに数カ月間にわたって品質を高めていく予定だ。
関連情報
■URL
Google Accessible Search(英文)
http://labs.google.com/accessible/
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2006/07/finding-easy-to-read-web-content_20.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/07/21 12:12
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