|
検索結果ページの“接触者率”と“接触者1人あたりの平均視聴ページ数”時系列推移
|
ビデオリサーチインタラクティブは24日、「インターネット検索行動の実態」調査結果を発表した。
インターネット検索行動の実態調査は、ビデオリサーチインタラクティブが保有するインターネット・オーディエンス・データをもとに、多様な分析を施し結果としてまとめたもの。
調査結果の主なポイントによると、主要検索サイトでの1カ月間での検索行動率は、85%前後で安定している。なお検索行動率とは、個人全体の検索結果ページの接触者率(集計期間内に1度でもWebにアクセスしたユーザーを100%とした場合の割合)のこと。また、ユーザー1人あたりの検索結果平均視聴ページ数は、1カ月間で85~100ぺージ水準で推移しているという。
検索サービスを利用するユーザーは、4~12才層を除き、男女とも若年層ほど多いことがわかった。1カ月間に検索を行なった日数は、全体平均で7.4日。最も多かったのは、男性20~34才層で平均9.4日だった。平日の検索時間帯は、20時台~0時台に活発化していた。
ユーザーが1カ月間に利用している検索サイトは、「1サイトのみ」が57%になり、「2サイト」利用までを含めると87%を占める。検索する目的は、「個人的な興味、娯楽の情報収集」が87.7%で最も多く、前年に比べ「商品を購入、検索するため」の伸びも目立ったという。
2006年4月に多く検索されたキーワードでは、1位が「2ちゃんねる」、2位が「amazon」、3位が「Yahoo!」となっている。上位キーワードにはメジャーなサイトが並んでいるほか、「NTT DoCoMo」8位、「au」12位、「vodafone」23位といったように携帯電話3キャリアが30位以内にランクインしていることも特徴だという。
このほか、最近の傾向として2006年4月~6月にテレビCMで画面に「検索窓」と「キーワード」を表示し、インターネット検索を促した例を挙げている。これについてビデオリサーチインタラクティブは、「他媒体における“インターネット検索”訴求型広告は、今後も増加していく」と分析している。
|
“検索キーワード”訴求型のテレビ広告一覧(2006年4月~6月の出稿素材から一部抜粋)
|
関連情報
■URL
調査結果詳細(PDF)
http://www.videoi.co.jp/release/newsrelease/pr20060724.pdf
■関連記事
・ W杯日本戦直後にインターネット利用者数が増加~ビデオリサーチ調査(2006/07/07)
・ ウィキペディア利用者の約4割が人名検索~ビデオリサーチ調査(2006/06/15)
( 野津 誠 )
2006/07/25 11:17
- ページの先頭へ-
|