セキュリティ大手の英Sophosが24日に発表した、2006年4月から6月におけるスパムメールの「発信」国に関する調査によると、1位は米国(23.2%)、2位は中国(20.0%、香港を含む)となることが明らかになった。
10%を超えていたのはこの2カ国だけで、2カ国への集中ぶりが浮き彫りになった形だ。3位以下は、韓国(7.5%)、フランス(5.7%)、スペイン(4.8%)、ポーランド(3.6%)、ブラジル(3.1%)などで、日本は1.6%で12位。
前期(2006年1月~3月)との比較では、中国と韓国の割合が減少する一方で、米国が増加。米国は2004年のCAN-SPAMスパム法導入後、初めてスパム活動が増加に転じたとしている。
大陸別では、アジアが40.2%を占め1位となっており、2位は欧州の27.1%、3位は北米の25.7%となっている。また、調査ではロシアが上位に入っていないが、Sophosではスパムの中継という意味ではロシアは大きな位置を占めないものの、ロシアのスパム送信者がゾンビPC(ボットネット)を制御していると見られる証拠をいくつか発見したとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2006/07/dirtydozjul06.html
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( Gana Hiyoshi )
2006/07/25 12:26
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