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教員の2人に1人が私物PCを学校で使用、文科省が公立校のIT化実態調査


 文部科学省は25日、2006年3月末時点の公立学校におけるIT化の実態調査の結果を公表した。学校単位で見たインターネット接続率はほぼ100%に達しているが、普通教室のLAN整備率では5割にとどまっている。また、私物PCを学校で使っている教員が半数以上いることも明らかになった。


400kbps以上の“高速インターネット”接続校が約9割に

 全国の小・中・高等学校、中等教育学校、盲・聾・養護学校3万7,618校のうち、インターネットに接続している学校は3万7,593校で、接続率は前年と同様99.9%だった。未接続なのは小学校が18校、中学校が5校、高等学校が2校となっている。

 インターネット接続校の回線種類別の内訳は、光ファイバ専用回線が最も多く35.8%で、以下はADSLが21.1%、Bフレッツなどの光ファイバ接続が15.5%、CATVが15.4%など。一方でダイヤルアップもISDNで9.0%、アナログ電話回線で0.5%ある。回線速度は、動画像のスムーズな送受信が可能となる400kbps以上の“高速インターネット”が89.1%だった。このうち100Mbps以上は18.0%ある。

 普通教室におけるLAN整備率は、全体平均で50.6%で、前年の44.3%から上昇した。高等学校で75.5%、盲・聾・養護学校で61.1%と半数を超えているが、小学校では43.7%、中学校では48.0%と半数にとどいていない。なお、コンピュータ教室では全体で96.6%、職員室では全体で90.1%だった。

 インターネットに接続しているPCの台数は、教育用以外のものも含めて182万8,492台で、全学校の総台数の89.5%になるとしている。

 調査結果では参考資料として都道府県別や都市別のインターネット接続状況などもとりまとめている。これによると、高速インターネット接続率で上位は、三重県の99.5%、大阪府の98.4%、兵庫県の98.1%など。下位は鹿児島県の64.1%、岩手県の65.5%、北海道の70.9%などだった。このほか、校内LAN整備率ではトップが岐阜県で89.6%、最下位が東京都で20.5%だった。


教育用PCのウイルス感染は前年より大きく減少

 教育用PCの総台数は170万5,600台で、このうち2005年度に一度でもウイルスに感染したPCは、小学校で2,914台、中学校で3,874台、高等学校で3,902台、盲・聾・養護学校で90台の合計1万780台あった。感染率は0.6%となっており、前年の2万8,559台(1.7%)から半数以下に減少した。

 個人所有のPCを仕事上必要だとして学校で使うことがある教員は、全教員の53.2%にあたる46万6,079人いることもわかった。このうち、学校のネットワークに接続して使っている教員が23万3,987人、スタンドアローンで使っている教員が23万2,092人だった。

 なお、個人所有PCに対するセキュリティ上の対策として接続を禁止している学校は、インターネット接続校のうち41.9%。一方、学校のセキュリティルールに従えば可能としている学校は38.9%で、特に規制はないとした学校も19.2%あった。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/07/06072407.htm

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公立学校における“高速インターネット”率が8割に〜文科省調査(2005/08/04)


( 永沢 茂 )
2006/07/27 18:21

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