アップルコンピュータは1日、Mac OS X用のセキュリティ修正プログラム「Security Update 2006-004」を公開した。対象となるのはMac OS X 10.4.7/10.3.9およびMac OS X Server 10.4.7/10.3.9。アップルでは、すべてのユーザーに対してアップデートを呼びかけている。修正プログラムは、Mac OS Xのソフトウェア・アップデート機能か、アップルのダウンロードサイトから入手できる。
Security Update 2006-004では、「AFPサーバ」「Bluetooth」「BOM」「DHCP」「dyld」「fetchmail」「gunzip」「RAW画像」「ImageIO」「LaunchServices」「OpenSSH」「telnet」「WebKit」「Appkit」などのコンポーネントについて、合計21項目の脆弱性を修正する。
脆弱性の中には、悪意のあるWebサイトを表示すると任意のコードが実行される可能性があるものなど、危険性が高いものが含まれている。仏FrSIRTでは、これらの脆弱性について総合的な危険度を4段階で最も高い“Critical”と評価しており、アップルでもすべてのMac OS Xのユーザーに対して早急に修正プログラムを適用するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
Security Update 2006-004
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304063-ja
FrSIRTのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.frsirt.com/english/advisories/2006/3101
( 三柳英樹 )
2006/08/02 16:03
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