ノルウェーのOpera Softwareは2日、Windows、Mac、Linux向けに「Opera 9.01」を発表し、同日ダウンロードを開始した。6月20日にOpera 9が発表されて以来のリリースとなる。3日現在、Operaのダウンロードページから「日本語、その他」バージョンのOpera 9.01をダウンロードできる。
Opera 9には安定性上の問題など複数のバグがあることが認識されていたため、今回のOpera 9.01のリリースは待ち望まれていたリリースとも言える。修正されたバグの1つとして、href属性が巨大な場合にOperaがクラッシュする問題が報告されていた。これはセキュリティ上の脆弱性として報告されていたが、OperaではこのバグによってOperaがクラッシュするだけであり、セキュリティ上の問題ではないとして、今回安定性向上の一環としてこのバグを修正したと発表している。
その他にもFlashを使用したポップアップを閉じられない問題、Flashをインストールしていないという警告が表示できない問題、Operaウィンドウがフォーカスを受けるタイミングが不安定だった問題などが修正されている。フォーカスの問題ではMac版でも独自の修正が行なわれている。
そのほかにOperaのメール、ニュースリーダーに多数のメッセージが存在している場合にフィルタリング速度が改善されたこと、ニュースフィードの名前の変更が行なえるようになったこと、右クリックメニューからサーチエンジンを利用した場合に以前に使用したサーチエンジンを記憶するようになったことなど、利便性の向上も図られている。
このように多くのバグが修正されていることから、OperaではOpera 9.01へのアップグレードを推奨している。
関連情報
■URL
ダウンロードページ
http://www.opera.com/download/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/08/03 11:38
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