社団法人音楽制作者連盟(FMP)は、地震など自然災害の被災者の支援を目的とした基金「FMP MUSIC POWER AID」を設立したことを明らかにした。賛同するアーティストから楽曲の提供を受け、有料配信による収益の全額を被災者支援に充てる。
FMP MUSIC POWER AIDは2005年3月にプロジェクトがスタートし、同年12月に楽曲1曲の試験配信を実施。2006年7月からは、PC向け音楽配信サイト数社を通じて、今井美樹、スピッツ、SID、ORIGA、noteの未発表音源や未発表ライブ音源を期間限定で配信している。
今回、協力する音楽配信事業者が拡大。8月からはPC向けで9社、モバイル向けで20社の正式な賛同を得て配信を本格化させる。上記5組に続き、9月には浜田省吾、ムック、東京エスムジカの楽曲の提供を開始することになっている。
FMPでは、FMP MUSIC POWER AIDの発足にあたって500万円を基金に拠出しており、すでに2005年12月には日本UNHCR協会を通じてパキスタン北部大地震の被災者に100万円、2006年6月には日本赤十字社を通じてジャワ島中部地震の被災者に100万円が寄付された。今後は、楽曲による有料音楽配信の収益を国内外の被災者支援に役立てていく。
関連情報
■URL
FMP MUSIC POWER AID
http://www.fmp.or.jp/aid/
( 永沢 茂 )
2006/08/03 17:09
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