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JR北海道、線路工事の関係書類6件をWinny流出


 JR北海道は2日、線路工事の関係書類6件がファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを公表した。

 JR北海道によれば、同社函館支社管内の青函トンネル工務所社員の私物PCがウイルスに感染し、職場からUSBメモリで持ち出していた工事関係書類がWinnyネットワーク上に流出した。流出した情報は、青函トンネル工務所管内における過去の道床交換工事の工事関係書類・見積査定書(2004年度分2件、2005年度分2件)と、2006年9月に発注を予定していた作成中の工事関係書類(2件)。その他に流出したのは会社業務とは無関係の個人ファイルで、当該社員以外の個人情報の流出は無かったという。

 流出した工事関係書類のうち、過去のものについては毎年度見直しをされることなどから、今後の工事発注業務に影響を及ぼすことはないとしている。また、2006年9月に発注予定の分については、今後工事計画の練り直しなどの対策を講じる。

 JR北海道では、2005年6月に情報資産管理の厳正化について指導するとともに、2006年3月には北海道運輸局長からWinny対策についての通達を受け社内指導を行なってきたという。JR北海道では今回の情報流出を踏まえ、Winnyを使用しないことや社内情報を持ち出さないことなど、再発防止に向けて情報セキュリティ強化に努めていくとしている。


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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2006/060803.pdf


( 三柳英樹 )
2006/08/03 18:04

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