米Websenseのセキュリティ研究機関であるWebsense Security Labsは7日、ICMPを利用して個人情報を送信する新種のトロイの木馬を発見したと警告した。
Websense Security Labsによれば、発見されたトロイの木馬はInternet Explorerのブラウザーヘルパーオブジェクトとして常駐し、アクセスしたURLやキー入力などを外部に送信するもの。その際に、pingコマンドなどで用いられるICMPをデータ送信に用いるのが特徴となっている。
Websense Security Labsでは、通常のトロイの木馬の場合には、盗み出したデータをメールやHTTPなどで外部に送信するため検出は容易だが、今回のトロイの木馬ではデータの送信にICMPを用いており、データの内容もエンコードを行なっているため、一見すると通常のICMPパケットのように見えるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.websense.com/securitylabs/alerts/alert.php?AlertID=570
( 三柳英樹 )
2006/08/09 19:49
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