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夏にネットユーザーの半数が旅行サイトを利用~ネットレイティングス調査


旅行関連サイトの利用者数推移
 夏の行楽シーズンに伴い、旅行関連サイトの利用者が増加していることがわかった。ネットレイティングスが29日に発表した、7月のインターネット利用動向情報サービスの調査結果で明らかになった。

 調査によると、2006年7月の旅行関連サイト全体の利用者数は2,378万人で、2005年7月の2,046万9,000人から16%以上増加している。これは国内のインターネット利用者全体の55%にあたるという。

 旅行関連サイトをカテゴリー別で見ると、旅行情報全般では「Yahoo!トラベル」が413万2,000人でトップ。次に「楽天トラベル」と「じゃらん」が同数の402万5,000人だった。特に楽天トラベルは前年同月比で40%以上増加した。

 地図サイトでは、「Yahoo!地図情報」が861万1,000人でトップ。次に、「Mapion」543万6,000人、「MapFan Web」333万5,000人と続く。また「Google Maps」は、前年同月比283.5%増の215万9,000人となり、大きな伸びを見せた。

 航空会社サイトでは、「日本航空」が283万3,000人で、「全日空」が250万2,000人だった。これについてネットレイティングスは、「両社Webサイトの重複利用者は114万人以上おり、両社Webサイトの利用者のそれぞれの4割以上に相当している。この点からも両社の固定客獲得のための競争はここしばらく続く」と分析している。

 ネットレイティングス代表兼チーフアナリストの萩原氏は、「旅行関連サイトは1社寡占ではなく、複数の上位サイトが激しい競争を繰り広げて上位グループを形成している。一方で、一休.comやフォートラベル、ゆこゆこネットなどのインターネット専業旅行サイトが、JTBを除く既存の旅行代理店サイトを大きく上回る成長率を示している」と分析。「激しい競争を行なう上位グループと、インターネットならではのサービス提供を行なう専業サイトの成長は、今後益々利用者の利便性を高め、それが利用者増につながる」と予測している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.netratings.co.jp/New_news/News08292006.htm
  ネットレイティングス
  http://www.netratings.co.jp/

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( 野津 誠 )
2006/08/29 13:00

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